新潟水俣病訴訟やっと弁論

 新潟水俣病の未認定患者13人が国や県、原因企業の昭和電工に損害賠償など約6億9000万円の支払いを求めた新潟水俣病第3次訴訟の第1回口頭弁論が8日、新潟地裁(山崎まさよ裁判長)で開かれた。昨年4月の提訴以降、裁判手数料約200万円の支払い猶予をめぐり国が抗告したため、初弁論が3度延期され1年以上開かれなかった。

 原告代理人の高島章弁護士は「訴訟救助に対する国の抗告は誰にも利益がない」と批判。国側の代理人は「要件を正しく判断してもらうためだった」と抗告の理由を説明した。

 冒頭、山崎裁判長は東京高裁が手数料の支払い猶予を認め、今年4月、新潟地裁に訴訟記録が返り初弁論が開けることになった経緯を説明。原告8人分、約140万円の猶予が認められた。

共同通信

たったそれだけ?かわいそうだよね。