21世紀は水戦争の時代

世界で進行する「水戦争」を描いた米映画「ブルー・ゴールド 狙われた水の真実」(配給・アップリンク、90分)のPRのため、サム・ボッゾ監督(40)が来日、「日本の方も、この映画で水問題を直視してほしい」と訴えた。

 20世紀が石油戦争の時代だとすれば、21世紀は水戦争の時代−−。SF映画を撮ろうと下勉強するうち、「いま地球で起きていることをドキュメンタリーで撮らなければ」と思い直した。

 映画は、開発途上国に水道事業の民営化を迫る欧州の「水メジャー企業」や、水利権に群がる政治家の実態をあばく。映像を通じて、水戦争の現実をさらけ出す一方、人類共通の財産としての水の確保を求める市民に温かいまなざしを注いでいる。

 「地球温暖化は、どうやって生きるか、という問題だが、水危機は、生きられるかどうか、という問題。7歳の私の息子も将来、水危機のない社会で生きてほしいと願って作った」。東京・渋谷のアップリンクなどで上映中。

毎日新聞

石油が水になっただけのような気がするけど…。