暴走族に人気の「バージョン5」

 ミニバイクのナンバープレートを跳ね上げて周囲から見えなくさせる補助器具を製造・販売したとして、大阪府警交通捜査課と大淀署は8日、道交法違反ほう助の疑いで、大阪市北区の自動車部品製造販売「ティー・エヌ・ケー・工業」を家宅捜索した。

 器具は「バージョン5」と呼ばれ、手動でナンバープレートの角度を90度まで調整することができる。跳ね上げれば、割ったり曲げたりせずにナンバーを隠せるとして暴走族の間で人気があるという。

 同課などはティー社の取引先の自動車用品専門店「ドライバースタンド」(本社・東京)も既に捜索。ティー社や同店の関係者数人を近く同法違反ほう助の疑いで書類送検する方針。

 調べでは、ティー社は、運転者が「バージョン5」を使ってナンバーを見られない状態にして走行すると道交法違反になることを知りながら、同器具を製造、専門店を通じて販売した疑い。

 1998年ごろから類似品の販売を始めたという。府警が摘発した暴走族の少年らがこの器具を付けていたため入手先を調べ、製造元のティー社が浮上した。

スポニチ

これって幇助って言わないのかな。