マスコミ倫理懇談会の大会始まる 報道、広告の課題論議

 新聞社や放送局、出版社などでつくるマスコミ倫理懇談会全国協議会の第52回全国大会が25日、熊本市のホテルで始まった。105社・団体の編集責任者や記者ら約300人が参加。「メディアの力、責任、そして可能性」をメーンテーマに26日まで報道や広告の課題を話し合う。

 大会の冒頭、熊本日日新聞の伊豆英一社長が開催地を代表して「一部のメディアスクラムなど倫理問題は深刻だ。先が見えない世の中だからこそ真実に迫る取材力を磨き、謙虚さと倫理観を忘れずに報道の役割を果たさないといけない」とあいさつ。続いて、死刑囚として初めて再審無罪となった免田栄さん(82)らが講演した。

 参加者は午後「変わる刑事司法と報道−裁判員制度、犯罪被害者の法廷参加」「ネット社会とメディアの倫理」「犯罪被害者報道」などの分科会で討議する。

共同通信

倫理って難しい課題だよね。