棚橋さん遺体タイから到着 県警が解剖、邦人殺害事件

タイの首都バンコクに長期滞在していた岐阜県山県市出身の棚橋貴秀さん(33)が殺害され、遺体で見つかった事件で、岐阜県警は棚橋さんの遺体をタイから航空機で搬送、9日朝、愛知県の中部国際空港に到着した。

 県警は同日、岐阜大で司法解剖するが、腐敗が激しく、死因の特定ができるかは分からないという。

 この事件では、タイ警察が殺人容疑で愛知県一宮市出身の男(31)と大阪府吹田市出身の男(30)の逮捕状を取ったが2人は既に帰国している。

 県警によると、2人は任意の事情聴取に殺害への関与は否定したが、1人が棚橋さんの銀行口座から現金1000万円を引き出したことや遺体をタイで遺棄したことを認めた。

 県警は日本で立件するため、捜査員をタイに派遣し、一宮市出身の男の自宅を窃盗容疑で家宅捜索するなど捜査を続けている。

共同通信

お金のために殺人って考えられない。