済州島「観光客値段」一掃できず 担当者クビ

「韓国のハワイ」と呼ばれる済州島で、業者が観光客相手に高額な料金を要求する「観光客値段」の追放に失敗した自治体の担当局長が更迭され、話題になっている。毎年、500万人以上が訪れる代表的な観光地だが、観光客の足元をみた高値に不満の声が高まり、地元自治体も値段の適正化を目指している。

 職を解かれたのは、済州道庁の海洋水産局長。島内の代表的な海水浴場3カ所で、ビーチパラソルのレンタル料金が他の自治体の4倍近い2万ウォン(約2100円)かかるのを問題視し、引き下げようとしたが失敗した。

 済州島は、昨年の観光総収入額が2兆2千億ウォンに達する観光地。地元民と観光客でレンタカー料金が異なったり、島民だけ無料の観光地があったりする。韓国メディアによれば、名物の刺し身の値段はソウルの1.5倍という。

 韓国では、7月末が最も観光客で込み合う時期だが、今年は不景気で出足が低調。道庁は「これからも信賞必罰人事を断行する」と訴え、観光客の呼び込みに必死だ。

asahi.com

韓国のハワイに行ってみたい。