浸水100棟被害

大型の台風4号は、土佐湾を通過し、15日は台風一過となった。県内では計781世帯1416人が公民館などに避難したが、この日午前中には大半が帰宅。交通路線も午前中にほぼ回復し、県の災害対策本部も午後4時30分に解散した。また県の同5時30分のまとめで床上・床下浸水した住宅は100棟近くに達した。

 高知空港(南国市)を発着する航空便は、東京、大阪、名古屋、福岡を結ぶ発着便14便が欠航したが、午前中で解消。JR土讃線予土線も、線路や電気系統の点検で早朝の便は運転を見合わせたが、朝のうちに運転を再開した。土佐くろしお鉄道は、ごめん・はなり線で点検や車両の手配のため5本が運休したが、中村・宿毛線では運休はなかった。

 一時全線が通行止めとなった高速道路・高知道も早朝までに全線開通した。

 道路では北川村内と大豊町内で国道439号、梼原町では440号がそれぞれ土砂崩れで通行止めとなり、大川村の村道朝谷線など、各地で土砂崩れによる通行止めが出ている。

(2007年7月16日 読売新聞)

 台風は傷跡を残しますよね。。