姉歯被告に懲役5年求刑

 耐震強度偽装事件で建築基準法(構造耐力)違反や議院証言法違反(偽証)などの罪に問われた元一級建築士姉歯秀次被告(49)ら2人の論告求刑公判が31日、東京地裁(川口政明裁判長)で開かれ、検察側は姉歯被告に懲役5年、罰金180万円を求刑した。

 建築士法違反(無資格の設計、工事監理)罪に問われた建築デザイナー秋葉三喜雄被告(46)への求刑は、懲役1年2月。

 検察側は論告で「虚偽の構造計算書を乱造して危険な建物を次々と建てさせた。多くの人命の危険と大きな社会不安をもたらした前代未聞の結果は重大で、実刑処罰が必要」と指摘した。

 論告によると、姉歯被告は平成15年2月から昨年2月にかけて、マンション4棟とホテル2棟の構造計算書を偽造し、安全性のない建物を完成させた。

 また昨年12月の衆院国土交通委員会で偽装の開始時期などについて偽証。秋葉被告に一級建築士の名義を貸したとして建築士法違反ほう助罪でも起訴された。

2006/10/31 Sankei.Webより

 あんなに騒いで、たった5年ですか。