食中毒

 沖縄県南部福祉保健所は20日、毒性のあるチョウセンアサガオに接ぎ木して栽培したナスを食べた沖縄県の夫婦が、一時的に記憶を失う食中毒症状に陥ったと発表した。チョウセンアサガオへの接ぎ木による食中毒は国内初の事例という。同保健所は「チョウセンアサガオの有毒性を認識してほしい」と呼び掛けている。

 同保健所によると、食中毒を起こした夫(67)は趣味で自宅庭に果物や野菜を接ぎ木して栽培。昨年、観賞用のチョウセンアサガオにナスを接ぎ木して栽培できるか実験を始めた。

 今春にナスがなり、妻(62)が5月15日にナスを入れたスパゲティを作って食べた。2人ともふらつくなどの症状が出たため病院で治療を受け約3時間で回復したが、その間の記憶がなくなったという。

 食べ残しのナスや2人の体内からチョウセンアサガオに含まれる有毒物質のスコポラミンが検出された。

 チョウセンアサガオはナス科。誤って根や葉を食べて食中毒を起こした事例があり、アメリカでは接ぎ木してできたトマトを食べ、食中毒を発症した例が報告されているという。(ZAKZAK)

 どうして接ぎ木したんでしょうか。。。おいしくなるの?