申請なしで増築、被害拡大の要因?…

 7人の遺体が見つかった「たまゆら」別館が建築確認申請時は2世帯タイプで、その後、居室を仕切ったり、周囲に居室や食堂を建て増したりしていたことが、渋川広域消防本部が23日に公表した平面図と、読売新聞が入手した建築確認書類からわかった。

 平面図は県警と現場検証して作製。別館は2004年1月に県に提出された建築確認書類によると、居室2部屋と浴室などがあり、床面積は約66平方メートルだった。

 しかし、消防本部の平面図によると、居室は間仕切りや増築で7部屋に増え、一部は居室部と食堂を結ぶ通路に改造されていた。この通路の引き戸は夜間、施錠されていた。消防本部によると、食堂の東側に出入り口があったが、障害物があり、扉が開かなかった可能性もあるという。

 増築が床面積10平方メートル以上の場合、建築確認が必要だが、県は「申請なしで増築された疑いが強い」とみている。県警はこうした増改築も犠牲者を増やした要因とみて調べている。

読売新聞

厳しく審査すればいいってことではないのかな。