魚住議員の口利き

 自民党魚住汎英(ひろひで)参院議員(比例代表熊本県)が平成16−17年、鉄道建設・運輸施設整備支援機構横浜市)に対し、地元企業の同機構への延滞金を減免するよう働きかけた問題で、国土交通省の安富正文事務次官は19日、「未収金に関して債権の免除を要請し、その際の職員の言動についてクレームがあったことは事実」と述べた。

 安富次官は「強い働きかけがあった」としたうえで、「恫喝(どうかつ)かどうかは受け取る側の問題」とし、「口利きかと問われれば口利き」とも述べた。

 また、冬柴鉄三国交相は19日の参院予算委員会で「魚住氏のクレームがあったことは事実のようだ」と述べた。民主党の山根隆治氏(民主)への答弁。

 冬柴国交相は19日の産経新聞の報道を受けて機構側に調査を依頼したことを明らかにし、平成17年1月に、当時の北側一雄国交相や機構理事長へも「(魚住氏から)政府の対応が悪いとの趣旨の発言があったと認めている」と述べた。

 ただ、冬柴国交相は「魚住氏にも言い分があると思うので、一方的に調べたことだけで論評することは差し控えたい」と指摘。また、地元企業が延滞金の支払いを継続していることを紹介し、「(魚住氏の働きかけは)結果的になんの影響もない」と述べた。


(2007/03/19 Sankei.Web)

 偉そうなヒトは、汚いことやるために上に行ったんでしょうかね。