鉄人金本

 鉄人には、どこか痛いぐらいがちょうどいいようだ。阪神の主砲・金本が6日の広島戦、3安打6打点の大暴れ。8回1死満塁では、凡退すれば次打者が投手のダーウィンだったために、代打を送らなければならない状況だった。ここで岡田監督が金本に歩み寄り、「どうにかしろ」。

 その言葉に「気合が入った」金本は右中間最深部に試合を決めるグランドスラムを突き刺した。

 7回の一塁走者の時には、捕手の送球が左ひざに当たった。「内側のじん帯部分。力が抜ける感じやろ」と杉田トレーナー。外野の守備についた際は、「しっかりせいっ」とばかりに拳で患部をひっぱたき、ズレを修正するしぐさをみせた。

 「1日で治るやろ」と金本。こういう気丈な姿がまた、チーム全体を盛り上げる。(ZAKZAK

 さすがです。故障者の多い巨人に聞かせてあげたいですね。この気合。